手の届くところにあるロボット

ロボットによる自動化―どこから手をつけるべきか

作成者: Shermine Gotfredsen|2017/11/01 4:34:50

自動化を検討しているが、どこから手をつければいいか分からない、という問題に直面したことはないでしょうか?以下の指針を参考にして、貴社の製造工程の自動化に向けて第一歩を踏み出して下さい。

  1. 自動化したい工程を決定する

貴社の製造ラインを眺めて、自動化したい工程を特定してください。最初は、生産ラインの変更が最小限で済む、最も簡単で最も費用効果の高い工程から始めましょう。反復作業が多い手作業など、その場の判断や批判的な思考、人間の高い技能を必要としない工程を探します。マシンテンディングやピック&プレイスの作業は、第一歩を始めるのにうってつけの部分です。

最も簡単で費用効果の高い工程を選択すれば、投資を最小限に抑えながら、自動化による生産性の向上を達成することができます。 

  1. 工程内のマシンの構成部分の変更が必要かどうかを決める

工程を自動化するにあたって、必ずしもグリッパー装備のロボットを導入する必要はありません。製造会社の場合、ロボットに製品を間断なく送って処理させるために、ロボット周辺のマシンの構成部分を変更しなければならないことがよくあります。そのような変更が製造工程に必要になるかどうかを判断することは重要です。必要になるのであれば、それらの変更がどのようなものになるか、また、自動化を決定した場合に追加費用が発生するかどうかを検討してください。初期投資後の追加費用を負担する用意があるのであれば、長期的には利益と大きな価値を享受できるでしょう。

  1. 工場のフロアにスペースがあるかどうかを判断する

自動化したい工程を調べて、工場の現製造現場にロボットを配置するスペースがあるかどうかを判断します。その際、現在だけでなく将来のニーズも考慮に入れましょう。スペースが十分でない場合は、小規模で、柔軟性があり、あまりスペースを取らないソリューションを検討してください。現在は、最小限のスペースに収まって効率的かつ安全に作動する小型軽量のソリューションがあります。つまり、より大きな工場ができるまで自動化を待つ必要はないということです。協働ロボットのようなソリューションがあれば、すぐにでも自動化を開始して、地代のコストを節約する一方で、生産量を高め、ビジネスを成長させ、市場で一歩先んじることができるのです。

  1. 柔軟性のある自動化ソリューションを選択する

貴社が人の手による少品種大量生産を行っている場合は、柔軟性のある自動化ソリューションを探してください。現在は同じ製品を製造しているかもしれませんが、将来的には事態が変化する可能性があります。そのため、貴社のビジネスと一緒に成長できるソリューションを検討することが重要です。ビジネスにおける様々な分野で利用できる柔軟性のあるソリューションを採用すれば、自動化によって長期的な価値がもたらされます。短期的および長期的なビジネス目標を見すえれば、投資収益率が大幅に向上するでしょう。

多品種少量生産を行っている企業にとっても柔軟性のあるソリューションは重要です。なぜなら、変化する顧客ニーズを満たすことができ、また、ビジネスにおける様々な製品や工程に合わせて作業スペースをすばやく再構成できるからです。 

  1. 従業員の安全を確保する

ロボットを製造工程に組み入れる場合、作業員の安全は極めて需要な要素です。ほとんどの自動化ソリューションでは、ロボットを作業員から離れた隔離された場所で作動させ、作業員が安全に作業できるように安全柵を設置する必要があります。しかし、安全柵の設置はコストの増大につながり、多くのスペースが必要になり、また、安全柵を必要とするシステムソリューションを採用すると製造工程の柔軟性が失われるかもしれません。それらを回避するために、安全柵(リスクアセスメントの対象)を必要としないソリューションを検討しましょう。例えば、作業員の近くで安全に稼働でき、安全に関する認証を受けた協働ロボットの導入です。安全柵を必要としないソリューションであれば、例えばロボットの修理時などに、作業員がロボットの代わりに作業を行って稼働時間の中断を回避できる等の多くのメリットがあります。

  1. 自動化の価値を検討する

選択肢を検討する際には貴社の将来的なニーズを視野に入れてください。現在の貴社のビジネスを効率化し、ビジネスの成長と一緒に成長するソリューションを探しましょう。自動化は人員削減が目的ではなく、従業員をサポートしながら一緒に働けるテクノロジーを採用することなのです。

自動化によって、持続可能なビジネスを創造し、成長させ、市場での競争力を高め、生産コストを削減し、高品質の製品を安定して生産できることができます。短期的にも長期的にもビジネスに莫大な価値をもたらすロボットの自動化を貴社でも検討しましょう。

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